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アートメイクのパッチテスト完全ガイド|金属アレルギーと2種類のテスト方法を解説

新人アーティストさんから
「みんなパッチテストしていますか?」
とよく質問をもらいます。

アートメイクのパッチテストは、
色素(インク)によるアレルギー反応が出ないかを事前に確認するためのテストです

とくに
・はじめてのお客様
・敏感肌
・金属アレルギー歴がある
・皮膚トラブルが起きやすい
こういった方には、とっても大事☝️

目次

1|実際にあった金属アレルギー

私自身、過去に

患者さんは「金属アレルギー歴なし」と申告
→ 施術後、眉周りが水疱状に腫脹
→ 皮膚科受診で「金属アレルギー」と診断

というケースがありました。

色素の中には微量でも金属成分が含まれるため、
一度アレルギー反応が起きるとステロイドで抑えるしかなく、完治を待つしかない
という現実があります。

施術の可否は医師の判断によるので、私の考え方についておはなししていきます。

私の考え方

◎ 金属アレルギー歴がある方は “基本的に施術しない”
(特に担当医が皮膚科領域・アレルギーに詳しくない場合)

• ドクターが美容皮膚科やアレルギー領域に詳しい
• 反応が出た際の対応フローが院内で揃っている
このような環境なら“リスクを理解した上で”慎重に進める選択肢もあります。

しかし美容とは無関係の科のドクター/非常勤バイトドクターの場合、
「反応が出たら別クリニックへ行ってください」になると、不信感を招く
ため、原則として行わないのが安全です。

【金属アレルギーの幅(全員がNGではない理由)】

多くの方は
「金属アレルギー=アクセサリー・時計・装身具でかぶれるもの」
と認識していますが、実はそれだけではありません。

金属アレルギーの原因は “皮膚に触れるもの” に限定されません。

■肌に触れるもの
• 化粧品
• 衣類の染料
• 金属が混ざったスキンケア
• 金属加工されたブラシ・ツール

■体内に入る金属でも発症する(全身型金属アレルギー)

以下のような 体内の金属から発生する金属イオン が汗と混ざり皮膚に触れることで、
“体のどこでも” アレルギー症状が出ることがあります。
• 歯科治療の詰め物・被せ物・インプラント
• 骨折治療で使う金属プレート・ボルト
• 金属を含む食品の過剰摂取
• アートメイクの色素・針などに含まれる金属

これらが原因で、
創傷被覆材や医療用テープの接触皮膚炎に似た症状が出るケースがあります。

そのため近年では、
歯科治療や整形外科の手術前に “全身型金属アレルギー検査” を行う
医療機関も増えているくらいです。

つまり、
本人が「金属アレルギーだと気づいていない」ままアートメイクを受けるケースは普通にある
ということです。

だからこそ、
「判断がつかない」「少しでも不安」なら施術しない。
これが一番安全で、患者さんを守ることにつながります。

2|アートメイクで使われる2種類のテスト

アートメイクでは、
①パッチテスト(貼付テスト)
②スクラッチテスト(刺入テスト)
この2つが使われます。

本番と“同じ色素”を“同じ希釈”が鉄則です。
色素が違ったら意味がないので、必ず同じものを使用しましょう。

それぞれ目的も方法も違うため、
混同しないようにまとめました。

〈パッチテストの方法〉

Amazonでも売ってます

アクセサリーでのかぶれなどはこちら

〈スクラッチテストの方法〉

全身型金属アレルギーを疑う場合はこちら

【結果の見方】

どちらも48時間後に医師に診察してもらい施術の可否を判断してもらいます。

OKの反応

うっすら赤い程度/すぐ消える赤み
→通常の反応なので問題なし

NGの反応

・強いかゆみ
・腫れ
・じゅくじゅく
・水疱
・広がる赤み
これが出たら もちろん施術は中止
お客様の肌を守ることが最優先です!!
(★注意:この判定は、施術が100%安全であることを保証するものではない事も説明)

3|パッチテストの料金設定

パッチテストの費用をどう設定するかはクリニックにより異なります。
施術とセットなのか、別料金なのか、事前に料金表に明記しておく必要があります。
また、パッチテストをする場合でも同意書が必要となります。

「眉のアートメイクのために、アレルギー症状が出て長期的な薬が必要になる可能性もある」
というリスクも同意書に記載し、理解してもらうことが大切です。

アレルギーの予測は難しい

• パッチテストで異常がなくても、本施術で反応が出るケースもある

何が起きるかは誰にも断言できないということを、きちんと伝えた上で、患者さんと合意形成を行うことが重要です。

まとめ

パッチテストはアートメイクのリスクを事前に見極める手段として有効ですが、絶対安全の保証ではありません。
だからこそ、カウンセリングでの説明と同意が最も大切です。

「パッチテスト=安心してOK」ではないこと、
「やることでリスクを完全に排除できるわけではない」こと。
この2点を、どの患者さんにも必ず伝えてください。

「こういうテーマも知りたい」「次は〇〇を取り上げてほしい」などあれば、 LINEからお気軽にメッセージください🌸
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この記事を書いたパイセン

地方で活動するアートメイクナース。
講習にもたくさん参加していて、とても勉強熱心。
責任感が強く、お世話好きで信頼される人です。

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