「モニター1人でフリーランスデビュー!月収100万も夢じゃない✨」
こういう広告、見たことある人いると思う。最近のスクールの宣伝によく出てくるよね。
ご想像の通り…あれ、かなり現実と乖離してます。
モニター1人って、どういう状態か。
看護師ならわかると思うんだけど、看護学校に入って最初の病棟実習、
1日見学した翌日にいきなり患者さんの受け持ちを任せてもらえる?
もらえないよね。
「流れを見てきました」ってレベルで、まだ自分で判断できる段階じゃないから。
アートメイクも全く同じ。
モニター1〜2人ってそのくらいのフェーズで、「施術の流れがわかってきた」くらいの段階なんだよね。
そこからいきなりフリーランスで料金をいただくのは、100%不可能に近い。
じゃあ何人やればいいの?
どのくらいで何ができるようになるの?
っていうのをモニター施術数で段階別に目標にしてみたよ。
チェックリストとして使ってもらえたら嬉しいです♡

【1〜5人】看護学生1年生レベル
✔️ 準備物品がわかる
✔️ アートメイクの流れがわかる
✔️ 安全に皮膚に触れる
このフェーズは「病棟の1日の流れを見学してきました」と同じ。
何が必要か、どういう順番で進むか、、、
が、ようやく体感としてわかってくる段階。
これで「アートメイクできる!」と思えないよね。
わかった、と、できる、は全然違う。
看護師なら「知識としてわかる」と「実際に患者さんにできる」が別物だってこと、骨身に染みてわかってると思う。
それと同じなんです。
【6〜20人】看護学生2年生レベル
✔️ 不足なく準備ができる
✔️ 患者さんへの声かけができる
✔️ マシンが扱える
✔️ 皮膚の感触がわかる
✔️ 「何が理解できていないか」がわかる
✔️ 講師付き添いのもとで施術を終えられる
✔️ アフターケアの説明ができる
少しずつ「自分でやる」が増えてくるフェーズ。
でもまだ、講師がいる前提。
マシンを扱えるようになって、
患者さんがいるって意識できるようになって、
アフターケアの説明もできるようになってくる。
この段階で「なんとなく1人でできそう」という感覚が出てくる人もいる。
でもまだ早い。
20人だとデザインの左右差にすら気づけていないことが多い。
自分の「いつものやり方」が固まりきっていない段階で、ミスの原因も自分で分析できていない。
この20人までの時期が、講師にみっちりマンツーマンでついてもらうべき期間。
施術を見てもらうだけじゃなくて、「どこがよかったか、どこが課題か」を毎回フィードバックしてもらうこと。
ここをサボると後で伸び悩みます。
【21〜50人】看護学生3年生レベル
✔️ デザインの左右差がわかる
✔️ 色素の選定基準がわかる
✔️ 施術を1人で終えられる
✔️ 苦手な部分が把握でき、アドバイスのもと対策が立てられる
✔️ 失敗の原因が把握でき、アドバイスのもと対策が立てられる
✔️ 患者さんの入室から退室まで意識して接遇が行える
ようやく「1人で終えられる」が出てくる。
でも「わかる」と書いてあることに気づいたかな?
左右差がわかる、色素の選定基準がわかる。
これは「できる」じゃない。
「あ、ここがずれてる」「この肌にはこの色が向いてるかも」と気づき始めたくらいの段階。
修正できるかどうかはまた別の話。
失敗の原因がわかる、というのも同じ。
なぜうまくいかなかったか言語化できるようになってきた、というフェーズ。
それを自分で対策を考えて改善できるようになるのは、もう少し先。
このフェーズで大事なのが、施術後の振り返りを講師と話し合える環境があること。
マンツーマンでべったりついてもらう必要はなくなってくるけど、
「今日の施術、ここが気になったんですけど」って相談できる相手がいるかどうかで、
成長スピードがぜんぜん変わってくる。
ただ施術をこなしてるだけだと、このフェーズで足踏みしやすい。
【51〜100人】新人ナースレベル
✔️ デザインの左右差がわかり、修正できる
✔️ 肌質による色素の定着や個人差がわかる
✔️ 苦手な部分や失敗の対策を立てられる
✔️ 時間管理が意識できる
✔️ 患者さんの安楽を意識できる
ここで初めて「修正できる」「対策を立てられる」が出てくる。
50人までは「気づく」段階だったものが、100人近くになってようやく「対処できる」になってくる。
色素の定着に個人差があることを頭でわかるだけじゃなく、「この人の肌だとこうなりそう」と予測して動けるようになってくる。
時間管理もそう。
最初は施術をこなすことで精一杯で、時間なんて気にしてる余裕がない。
でも100人近くやっていると、「デザインは〇分で終わらせる」という感覚が身についてくる。
そして患者さんの安楽を意識できる、というのも大事。
今までは自分でいっぱいいっぱいで患者さんを意識できてなかったと思う。
声かけのタイミングは?悩みは?痛みはある?緊張していない?施術に満足している?
これを意識し、施術し「ながら」でできるようになるのが、このフェーズ。
そして100人に近づいてきたとき、初めて「冷や汗をかきながらも自分1人で判断できる」くらいになってくる。
イレギュラーが起きたとき、「どうしよう、誰か助けて」じゃなくて、自分の中にある知識と経験でとりあえず対応の糸口が見える。
それがようやく100人のめどで出てくる感覚。
つまり100人というのは「何もトラブルが起きなければ1人でできる」じゃなくて、「何かあったときに1人でリカバリーできる土台ができた」くらいのライン。
それがフリーランスでクリニックのバックもない状態で施術を始めるための、最低限のめどだと思ってる。
「わかる・意識できる」はできるじゃない

看護師なら感覚的にわかると思うんだけど、「清拭の手順がわかる」と
「患者さんに清拭ができる」は全然違う。
「バイタルサインの意味がわかる」と「異常を見逃さず報告できる」も違う。
アートメイクも同じで、チェックリストに書いてある「わかる」「意識できる」は、あくまで「そういう視点が持てるようになってきた」というフェーズのこと。
できる、じゃない。
だから100人やってようやく「一通り対処できる土台ができた」くらいの感覚で、
そこから通常料金をいただく、というのが現実的なラインだと思います。
スクールを選ぶとき、ここを確認して

このチェックリストを読んで、「そんなに見てもらえるスクールあるの?」ってなった人に、
確認してほしいポイント。
● 実技を何人まで見てもらえるか
スクールによって、カリキュラムに含まれるモニター数が違う。何人まで講師がついてくれるのかを事前に確認する。
追加で見てもらいたい場合、何人まで・いくらで対応してもらえるか
カリキュラムの範囲を超えてもサポートしてもらえるかどうか、その場合の費用はいくらか。
● 卒業後、いつまで・どんな形で相談できるか
メールやDMでの質問対応がいつまで無料か、有料になる場合はいくらか。
卒業後に完全に放置されるスクールは、残念ながら多々あります。
● 振り返りの時間があるかどうか
施術後に「よかった点・改善点」を一緒に確認してもらえる時間が設けられているか。
ここがないスクールだと、ただこなすだけになって伸び悩みやすい。
アートメイクスクール「最短2日!月収100万円!」はほんと?

最近スクールの広告で「モニター1人でフリーランスデビュー」「月収100万達成」みたいなものを見かけることがある。
あれ、どういう状態かをこのチェックリストで確認してみてほしい。
モニター1〜5人は「準備物品がわかる、流れがわかる、皮膚の感覚を知る」のフェーズ。
デザインの左右差に気づく段階にすら達していない。色素の選定基準もわかっていない。
1人で施術を終えることもできていない。
そこから料金をいただいて、クリニックのバックもない状態でフリーランスを始めるというのは、
患者さんにとってもあなたにとってもリスクがある話。
「スクール卒業してモニター数人やったけど集客できずにアートメイク結局やってません」というケースを最近本当によく聞きます。
2日間で卒業した場合、あなたはこのチェックリストのどの段階にいるのかな?
と考えてみてください。
まとめ

アートメイクの練習って、ゴールが見えないまま進んでいる人が多い。
「何人やればいいかわからない」
「自分が今どのくらいのレベルかわからない」
「他の人はどのくらいのペースで進んでるんだろう」
このチェックリストを、自分の現在地を確認するために使ってほしい。
今の自分は何ができていて、何がまだ「わかる」止まりか。次に身につけたいのはどこか。
それが見えるだけで、練習の質がぜんぜん変わってくると思う。
スクールに入る前の人は、選ぶときの基準に使ってほしい。
すでに練習中の人は、自分がどのフェーズにいるかの確認に使ってほしい。
技術はあって当たり前、ホスピタリティまでできてプロ。
100人やることをすすめてるのは、その両方が揃ってくるのがそのくらいのタイミングだから。
焦らなくていいから、ちゃんと積み上げていこうね。

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