はじめに
地方でアートメイクの業務委託先を探していると、
・求人が出ていない
・DMしても返事がこない
・話は聞いてもらえたけど断られた
そんな経験をする人は少なくありません。
そして多くの人が、
「モニターが少ないからかな」
「症例が弱いからかな」
「経験年数が足りないからかな」
と、自分の技術の問題だと思い込んでしまいます。
でも、はっきり言います。
地方で業務委託が難しい理由の多くは、そこだけではありません。

1|地方クリニックの構造

まず理解しておきたいのは、
地方の医療機関の多くが
・保険診療メイン
・自由診療をほとんどやっていない
という構造だということ。
美容クリニックがたくさんある都内とは
そもそも土俵が違うんです。
2|保険診療クリニックの思考回路

保険診療のクリニックは、
・クリニックのルールがある程度決まっている
・医師の診断、施術
・医師が1〜2人
・提携先の病院がある
ここに自由診療(アートメイク)が入ったら、
今までやったことがない
=前例がない
=何が起きるかわからない
この時点で、
かなり心理的ハードルが高いのは想像がつきますよね。
3|クリニック側の本音

保険診療の先生から見ると、
アートメイクはこう映っています。
・クレームが起きたらどうする?
・トラブル時の対応が読めない
・責任は誰がどこまで負う?
・正直、メリットがよくわからない
・「キラキラした世界」が苦手
つまり、
未知のもの=リスク
という認識。
フリーランス側はつい
「技術はあります」
「モニターはこれだけあります」
「頑張ります」
という話をしてしまいがちです。
でも、クリニック側が一番気にしているのは
そこではありません。
・この人に任せて大丈夫か
・問題が起きた時にフローがわかるのか
・自分(医師)が守られるか
感情としては「怖い」が先なんです。
4|「任せても大丈夫かも」を作れるか

地方で業務委託先を見つけるには、
技術アピールより先に、
不安を言語化して、潰してあげること
が必要になります。
たとえば、
・アートメイクは医療行為であること
・医師と施術者の責任範囲
・想定されるリスク
・クレームが出た時の対応
・導入するメリットとデメリット
これを口頭ではなく、資料として準備しましょう。

・フリーランスになるということ
最近の傾向をみていて思うことがあるので
少し厳しい話をします。
「講師が言ったから」
「よく分からない」
は、フリーランスの世界では通用しません。
フリーランスになるということは、
・自分で説明できる
・自分で判断できる
・自分で責任を理解している
という前提で見られる立場になる、ということ。
これは技術以前の最低限のマナーだと思っています。
5|断られてもまだチャンスはある

DMや問い合わせをして、断られたとき。
そのまま
・既読スルー
・何も返さない
・心の中で「もういいや」と切る
こうなっていませんか?
これ、かなり印象が悪いです。
断られ=終了、ではないんです。
今は
・やらない
・余裕がない
・必要性を感じていない
という理由で断られているだけでも、
しばらくして
・保険点数が下がった
・自由診療を入れたい
・収益構造を変えたい
となったとき、
「そういえば、前にちゃんとした人がいたな」
と思い出されることもあります。
でもその時に「雑だった」「失礼だった」
という印象が残っていたら、一生声はかかりません。
断られたあとこそ、丁寧にお礼を伝える。
アートメイクナース全体のイメージにも直結するので、
ここは絶対に守ってもらいたいと思っています。
ワンポイント☝️
・このクリニックは何時が忙しそうか
・電話なら比較的落ち着く時間帯
・DMなら長文で説明せず、要点を簡潔に自分がされたら嫌なことは、相手も嫌です。
自分自分!とアピールせず、相手を気を使うことが大切です。
6|「全部任せられている」は危険

オープンチャットなどでも見かけますが、
「先生がよく分かってなくて全部こっちに任されてます」
アートメイクは医療行為です。
導入・運用・判断をドクターが理解しないまま進めるのは、
本来あってはいけない状態です。
だからこそ、
・施術の流れ
・責任の所在
・リスク時の対応
・医師の関与ポイント
これを資料やマニュアルでフローとして可視化し、
ドクターが一目で理解できる状態を作る。
これはフリーランスとしての最低限の配慮であり、マナーです。
7|地方で狙い目のクリニック

①院長の年齢
現実的な話をすると、
・高齢のドクター
・長年保険診療のみ
こうしたクリニックは、
自由診療に強い抵抗感を持っていることが多いです。
一方で、
・比較的若いドクター
・経営視点を持っている
・新しい取り組みに前向き
こうした層は、アートメイクを
前向きに検討してくれることもあります。
②患者がすくないクリニック
すでに患者が溢れている
忙しすぎるクリニックは、
正直、
新しいことを入れる必要がありません。
むしろ、
・少し余力がある
・これから変えたい
・自由診療を検討中
そんなクリニックの方が
話が進むことも多いです。
美容クリニックがベストなのは事実ですが、
地方では数が少ないこともあります。
保険診療クリニックでも、全然ありです。
おわりに

地方で業務委託が難しいのは、
あなたの技術が足りないからではありません。
多くの場合、
・クリニック側が不安
・その不安を埋める材料がない
ただ、それだけ。
だからこそ
「やらせてください」ではなく、
「この人なら任せても大丈夫」
を作れる人が選ばれます。
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