
今回は 「針って何が違うの?」 「どう選べばいいの?」
という疑問について、新人さんでも分かるようにできるだけやさしく、でもしっかり解説していきます。
1|針はなぜ大事なのか

アートメイクは同じ色素を使っても針が違うだけで仕上がりが変わります。
つまり
針=仕上がりを決める大事な要素です
① テイパー(針の長さ)

テイパーとは針先の細くなっている部分の長さのことです
・ロングテイパー
→ ゆっくり色が入る
→ 繊細でナチュラル
・ショートテイパー
→ しっかり色が入る
→ 濃くなりやすい
最初はロングテイパーを使う方が失敗しにくいです
なぜ新人さんはロングテイパーがいいのか
ロングテイパーは色がゆっくり入る針です
そのため
・一気に濃くなりにくい
・ムラになりにくい
・修正がしやすい
という特徴があります
新人さんは
・力加減が安定しない
・深さがバラつきやすい
という状態になりやすいため
一気に色が入る針だと濃く入りすぎてしまうリスクがあります
その点ロングテイパーは少しずつ色が入るため
✅失敗しにくく
✅コントロールの練習にもなります
最初は
「しっかり入れる」よりも 「入れすぎない」ことが大切です
ロングテイパーはその感覚を身につけるのに適した針です
② 本数(1R・3R・5Rなど)

針のまとまりの数です
・1R
→ 1本だけ
→ 毛並みや細かいライン
・3R
→ バランスがよく使いやすい
・5R以上
→ ふんわり広く入る
→ パウダー向き
本数が多いほど
→ やさしく広く色が入ります
③ 針の太さ(ゲージ)

同じ本数でも針の太さで全く仕上がりが変わります
・細い針 → ナチュラル・薄付き
・太い針 → 発色がしっかり出る
「濃くしたいから色を足す」ではなく
針の太さでも調整できます
④ 針の形(ラウンドとフラット)

針にはいくつか形がありますが
主に使うのは
✅ラウンド
✅フラット
の2種類です
【ラウンド】
点で色が入る
・コントロールしやすい
・ムラになりにくい
初心者さんにおすすめ
【フラット】
面で色が入る
・広く均一に入る
・発色が出やすい
パウダーで密度を出したい時に使う
【注意点】
フラットは 一気に色が入りやすい
そのため濃くなりやすく修正しにくい
【使い分け】
ラウンドでベース
フラットで仕上げ
・ラウンド → 繊細・コントロール
・フラット → 密度・均一
役割の違いで使い分けることが大切です
⑤ 針の硬さ(メーカー差)
同じ規格でもメーカーによって針の硬さが違います
・柔らかい → 肌あたりが優しい → ナチュラル
・硬い → しっかり色が入る → 濃くなりやすい
同じマシンの設定でも仕上がりが変わるので 少しずつ試していくことが大切です
2|針の太さと本数の見方(数字の読み方)

針の表記は少し分かりにくいですが
基本はとてもシンプルです
✅ 「最初の2桁=針の太さ」
✅ 「後ろの数字=本数」
で見ることができます
【例】
・1030
→ 太さ0.30mm(細め)
・1201
→ 太さ0.35mm(やや太め)+1本(1R)
・1203
→ 太さ0.35mm+3本(3R)
【覚え方】
最初の数字を見る
・10 → 細め
・12 → やや太め
後ろを見る
・01 → 1本
・03 → 3本
・05 → 5本
同じ3Rでも太さが違うだけで仕上がりは変わります
・細い → ナチュラル
・太い → 発色しっかり
本数が多いほど
→ やさしく広く入ります
針は
✅太さ(どれくらいしっかり入るか)
✅本数(どれくらい広く入るか)
この2つで考えると分かりやすくなります
2|マシンとの関係

針だけではなくマシンのスピードとの組み合わせも大切です
・速い+細い
→ 色が入りにくい
・遅い+太い
→ 濃く入りやすい
針とマシンはセットで考えます
3|深さとの関係

針の使い方によって入る深さも変わります
・浅い → 薄い・定着弱い
・深い → 濃い・くすみやすい
入れすぎるとグレーヒールの原因になります
まとめ

針は 「どれを使うか」ではなく 「どう入れたいか」で選ぶことが大切です
最初は難しく感じるかもしれませんが
✅テイパー
✅本数
✅太さ
この3つを意識するだけでも仕上がりは大きく変わります
焦らず一つずつで大丈夫です
少しずつ経験を重ねて
自分の感覚を作っていきましょう。

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