
アートメイクのカウンセリングは、
「デザインを決める時間」だけではありません。
不安を整理し、情報を共有し、同じゴールを見て進めるための大切な工程です。
今回は、私が実際に行っているカウンセリングの流れと、
その中で何を、どんな順番で伝えているのかを
新人さん向けに整理してみました。
実際のカウンセリング全体の流れ
所要時間はお客様にもよりますが、だいたい30分前後

「この順番で必ず進めなければいけない」という意味ではありませんが、一つひとつに理由がある流れです。
①来院後:問診票 → 医師の診察

来院後に、
• 問診票の記載
• 医師による診察(約5分)
問診票では、アレルギーや既往歴など、基本的な情報をしっかり把握します。
診察前に必ず 禁忌事項の再確認 を行います。
事前に情報をもらっていたとしても、
・「このくらいなら大丈夫だと思った」
・「言わなければ施術してもらえるかもしれない」
・「言葉の意味がわからなかった」
そんな気持ちで、正確に伝えられていないケースも実際にあります。
なぜ確認が必要なのか、それをきちんと説明した上で、もう一度一緒に確認します。
②いきなり始めない。まずは空気をつくる

診察後、すぐに「カウンセリングを始めます」には入りません。
まずは、
• 必ず自己紹介 自分の事少し知ってもらう
• 少しだけ雑談(5分ほど)
「アートメイクはどこで知りましたか?」
「前から興味はありましたか?」
こうした会話を挟むことで、緊張が和らぎ、本音を話しやすい空気ができます。
③見える媒体を使って基本説明

iPadやリーフレットなど、目で見て理解できるものを使って説明します。
ここで必ず伝えているのは、
・アートメイクとは何か
▶︎医療行為である事、皮膚の構造と色素を入れる場所、タトゥーとの違いなど基本的なこと
・持続年数と個人差など
▶︎初めての方ほど、イメージが曖昧なまま不安を抱えています。
言葉だけでなく、「見る」ことで理解が深まります。
④個別性は早めに共有する

アートメイクは、
• 技法、使用する色素
• 肌質
• 生活習慣
• スキンケアや治療歴
によって、仕上がりや定着に差が出ます。
この「個別性」は、必ずカウンセリングの中で伝えます。
「人によって違う」ではなく、この方の場合はどうなりそうかをできるだけ具体的に説明します。
⑤当日の流れ・技法・メリット、デメリット説明

次に、
• 当日の施術の流れ
• 技法の考え方
• メリット・デメリットを説明します。
先に流れを知ってもらうことで、「次に何が起きるんだろう」という不安を減らすことができます。
⑥仕上がりイメージのすり合わせ

基本的な説明を終えたあとで、
• どんな雰囲気が好みか
• 何に困っているか
• どんな印象になりたいかを伺います。
この順番にしているのは、
説明後のほうがイメージしやすくなると感じているからです。
骨格や似合う形と、ご本人の好みをすり合わせながら、
方向性を共有していきます。
同意書は「最終確認の時間」

カウンセリングが終わったら、同意書の説明とサインを行います。
説明内容と重なる部分もありますが、省略せず、お客様と一緒に再確認しながら進めます。
同意書は形式ではなく、理解と納得を確認する時間だと考えています。
新人さんがつまずきやすいポイントと考え方

「自分だけができていないのかな」と感じやすい部分ですが、実は多くの新人さんが同じところでつまずきます。
その代表的なポイントを、いくつか挙げてみます。
① 説明に必死で、お客様の話を聞けなくなる

よくある状態
• 伝えなきゃ、説明しなきゃで頭がいっぱい
• お客様の表情や反応を見る余裕がない
• 希望や思いを「聞いたつもり」になっている
【考え方のヒント】
カウンセリングは「説明する時間」ではなく「理解する時間」です。
説明は、あとからいくらでもできます。
でも、お客様の言葉や間、表情はその瞬間にしか拾えません。
全部説明しようとしなくていい。
まずは、
• 何を不安に思っているか
• 何を一番大事にしているか
そこを掴むことが最優先です。
② 流れ通りに説明していたら、急な質問にあたふたする

よくある状態
• 想定外の質問で頭が真っ白
• 「今それ聞く?」と内心焦る
• 流れが崩れてカウンセリングが止まる
【考え方のヒント】
カウンセリングの順番は、台本ではありません。
お客様が今聞きたいことが、その人にとっての「正解の順番」です。
流れは一度止めてもいいし、戻っても大丈夫。
「それ大事ですよね、後でちゃんとお話しますね」
「今の質問からお話しますね」
こう一言添えるだけで、カウンセリングは崩れません。
③ 話が長くなり、お客様が飽きている気がする

よくある状態
• 一生懸命説明しているのに反応が薄い
• 視線が泳ぐ、相づちが減る
• 「ちゃんと伝わってるかな…」と不安になる
【考え方のヒント】
情報量が多い=安心、ではありません。
大事なのは、
• 今必要な情報か
• 今理解できる量か
途中で、
「ここまでで、気になるところありますか?」
「一度止めて大丈夫ですか?」
と区切るだけで、相手の集中力は戻ります。
④ 説明を聞いてくれなくて不安になる

よくある状態
• ちゃんと聞いてない気がする
• 後でトラブルにならないか心配
• つい説明を重ねてしまう
【考え方のヒント】
「聞いてくれない」=「興味がない」とは限りません。
緊張して頭に入っていないだけ、ということも多いです。
だからこそ、
• 同意書で再確認する
• 大事なことは何度か形を変えて伝える
一回で完璧に理解してもらおうとしなくていい。理解は“積み重ね”です。
⑤「おまかせします」と言われて、意思がわからない

よくある状態
• 本当に任せていいのか不安
• 失敗したらどうしようと思う
• デザインが進まない
【考え方のヒント】
「おまかせ」は、無関心ではなく、決められない状態のことが多いです。
そんな時は、
• NGだけ聞く
• 避けたい雰囲気を確認する
• いくつか選択肢を出す
「これは好きですか?嫌いですか?」この質問だけでも、
意思は少しずつ見えてきます。
最後に

カウンセリングって、
最初からうまくできる人の方が少ないと思います。
説明に必死になったり、
流れを追うだけで精一杯になったり、
「これで合ってたかな?」って後から考えたり。
でもそれって、ちゃんとお客様と向き合おうとしている証拠。
つまずくことも、迷うことも、カウンセリングを重ねる中で自然に育っていく感覚だと思っています。
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